仕事の喜びを知ってしまった身には……
パート職員からひと言/[森岡幸代(ならコープ朱雀店)]
私がならコープで働きはじめた理由、それは、ずばりお金のためでした。そんな私に、友人や知人はよくこんなことを言います。
「(二人の子どもは)大学も出させたことやし、もう、そんなに疲れ果てるまで働いて、小銭を稼いでも仕方ないやろ。うちにおったらええやん」。
しかし今の私は、ここで働きはじめた当初の私とは別人のようなものなのです。最初はお金だけが目的でしたが、今は違います。もちろんお金も大事ですが、それ以上の人生の価値を仕事の中に見出しつつあります。
仕事と本気で向き合うことは、とてもしんどくて、辛いことです。今でもしょっちゅう逃げ出したくなります。ほんまにアホやなと思うくらい、頭の中は仕事のことでいっぱいです。
それでも、喜びを知ってしまった身には、そう簡単に手放せるものではありません。本気で向き合う仕事には、それほどの魅力があるということです。しばらく前のならコープは、その喜びをすっかり忘れてしまっていたのではないでしょうか。
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